だいたいこんな感じでしょうか。
- モデル(=仮説)が全然分からない場合→「モデルの発見」のフェーズ
- 有力なモデル(=仮説)が複数ある場合→「モデルの選択」のフェーズ
- ベストなモデル(=仮説)が決まっている場合→「パラメータ値の推測」のフェーズ
外側のフェーズから内側のフェーズに向かって一気に解析することは可*1。その逆は不可*2。
また、内側のフェーズにおける解析の本質的な妥当性は、外側のフェーズにおける解析の妥当性に依存します。
この図を使って説明すると、リスク評価における最終目的は「パラメータ値の推測*3」といえます。そのため、「モデルの選択」のフェーズの手法である仮説検定をリスク解析における最終的な判断に用いることは「筋違い」な行為となるわけです*4。
さて、あなたの研究の目的はどれでしょう?