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Take a Risk:林岳彦の研究メモ

自らの研究に関連するエトセトラについてのメモ的ブログです。主にリスク学と統計学を扱っています。

学会ポスターにまつわるTipsのメモ

研究Hacks

今日は、エア後輩向けに学会ポスターにまつわるTipsのメモを書きたいと思います。

(1)その筒は本当に必要?:紙で折りたたんで持っていっても実はそんなに気にならない

地方都市でのフェスに参加すると、バス停なんかで多くの人が「筒」を持っている風景がみられることがあります。

こういう「筒」ですね:

私も大学院に入りたてのころは、学会に参加する研究者のみなさまが持つ「筒」にとても憧れたものです。正直、「ああ、なんかカッコイイなぁ、私も早く学会で発表できるような素晴らしい研究をしてあんな「筒」を担いでみたいなぁ」と思っていました*1

しかし、慣れとは恐ろしいもので、いま私が筒に対して思うのはただ一つ「筒、超めんどくせえ」ということだけです。

筒、かさばるし。特に海外に行くときとか、超邪魔だし。


実は「筒」がメンドクサイと思う方々は多くいらっしゃるようで、最近は布ポスターみたいなものも出てきました。しかし、布ポスターは高いのと、業者に発注しなければならないという難点があります。

そこで、面倒くさがりや&金欠&学会前日の夜までポスターが完成しないというようなエア後輩の皆さまに朗報があります。

実は、意外と学会ポスターって「紙で印刷して折りたたんでもそんなに気にならない」ものなのです。

実際にさいきんの私は学会でポスター発表があるときには、A0サイズの紙印刷のポスターをA4サイズにまで折りたたんでカバンに入れて持っていっています。もちろん折り目はつきますが、これが意外と貼ってしまえば殆んど気にならないものなんですよねー。

非常に素朴なTipsですが、意外と盲点ですので*2、余り細かいことを気にしない系の方には是非オススメいたします。

(2)マックに関する印刷トラブル:png化で強引に解決という方法もある

2つ目も素朴なTipsです。

マックを使っていると、たとえPDFのような互換性の高いフォーマットであっても、実際に印刷してみたときにフォントが変になってしまったり、オブジェクトが抜けてしまったり、というような印刷トラブルに見舞われることがあります。

特に、ポスター印刷のような特殊用途のプリンターは学科に一つしかなく、Windows機しか繋がっていなかったりするのでその辺りで問題が生じることも多いです。さらに、そのような印刷トラブルは「明日の朝には学会に出発しなければならない」というような切羽詰った状態において良く起きるので本当に困ってしまいます。

で、そんな時の解決法の一つのオプションとして知っておくといいかもしれないのが、「全てを強引にpng形式にしてしまって印刷する」という力技です。

例えばPDF形式などとは違って、png形式ではフォントも含めて全てが画像(ビットマップ)データとして素朴に存在しているに過ぎないので、Winとマックの互換性に起因するトラブルも素朴に回避できてしまうことが多いのです*3

ファイル容量が心配ですか?

私の経験では、A0ポスターを300dpiでpng化したところ11MB程度のファイルになりました((A4から400%拡大&300dpiあれば、一般的な学会ポスター印刷のクオリティとしてはおそらく十分かと思います)。確かに、軽いファイルではありませんが、今どきのパソコンのスペックからいけばそれほどシビアな重さというわけではありません。また、プリンタ側にしてみても、そもそもポスターを印刷できるようなプリンターなら11MB程度でプリンタ側に問題が生じるということもおそらくないでしょう。扱うのにちょっと余計に時間はかかるかもしれませんが、ポスター印刷は一回印刷してしまえばおしまいなので、そんなに実害のあるものではないと思います。

これも非常に素朴なTipsですが、これで難局をさくっと回避できる場合もありますので、覚えておいても損はないかと思います。


というわけで、エア後輩のみなさま、ポスター発表もがんばってみてください!

関連図書(筒や印刷の話とは関係ないけどオススメ)

これから学会発表する若者のために -ポスターと口頭のプレゼン技術-

これから学会発表する若者のために -ポスターと口頭のプレゼン技術-

*1:ウブな院生でした

*2:そもそものことを言うとこのワザはaktさんに教えてもらいました

*3:ちなみにポスターのような色調がくっきりと変化するものはpng形式が、写真のような色調が連続的に変化するものはjpg形式が優れているそうです。詳細はググり推奨