岩波データサイエンスvol3に統計的因果推論に関する原稿を寄稿しました(林岳彦・黒木学『相関と因果と丸と矢印のはなし:はじめてのバックドア基準』)。
構造的因果グラフという難敵を相手に、「読者にとっての分かりやすさ」と「学問的正確さ」を極限まで両立させることを目指して、もう本当に精根尽き果てるまで頑張って執筆しました。この原稿が現在のわれわれの精一杯です。
(時間の関係で最終版の原稿がチェックできなかったこともあり、大きな誤植がないことを祈るばかりです)
#本原稿の執筆の際にはRcpp関係で有名なteuderさんに貴重なコメントをいただきましたのでこの場を借りて御礼申し上げます。
- 作者: 岩波データサイエンス刊行委員会
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本当は岩波DS3本体の発売と同時に以下の補遺の方も発表できればよかったのですが、色々と立て込んでおり、これから五月雨式に発表していければと思っております。(すみません...)
補遺記事の予定:
(1)表現としての因果モデルについて
(2)Morgan and Winship (2015)の表紙の図の解説
(3)その他いろいろ
参考予定図書:
Causal Models: How People Think about the World and Its Alternatives
- 作者: Steven Sloman
- 出版社/メーカー: Oxford University Press
- 発売日: 2005/07/02
- メディア: Kindle版
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- 作者: Stephen L. Morgan,Christopher Winship
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2014/11/17
- メディア: ペーパーバック
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