今回は論文のメモです。
HERA57さんがtwitterで言及されていた、関谷翔さんという方の修士論文を読みました。
「リスクガバナンス」の射程---技術モデル・民主モデルを超えるために---
とても頭の整理になったのでオススメの意味も込めてメモしておきます。文章もとてもいいかんじです。好きなかんじ。
ただ個人的にはこういうのを読むと「どこかの外国での話だよねー」という印象をもってしまうというのも正直なところです。例えば日本と米国ではテクノクラート(とそのまわりの専門シンクタンク/コンサル)の層の厚さとその位置づけが根本的に違うので、同じ概念で語っているつもりでもその内実はまるっきり違うものになってしまうような気がします。
例えば、(パラダイムシフト云々とかいう議論のはるか以前に)日本ではそもそも「技術モデル」ですら本当の意味では根づいていないのでは*1?という気がしばしば否めなかったりするんですよねえ。。。
*1:テクノクラートの層薄すぎ/モダンですら根付いてないのにポモの話をしている、みたいな