食品安全情報blogで有名な畝山智香子さんの食品中化学物質のリスク評価の入門書を読みました。
私も分野は違えどリスク評価に関わる研究者として一通りの内容は知っているつもりでしたが、リスク評価に特有な様々な概念(ADIとかARfDとかNOAELとか…)について、具体的事例を挙げながらその「本当に意味するところ」をニュアンスも含めて平易に解説していくその筆致には色々な意味で非常に勉強になりました。リスク評価の関係者はとりあえず必読でしょう。
あと堅くなりがちな話題の敷居を下げまくる女子系落書き風イラストも良い感じ。和む!
ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)
- 作者: 畝山智香子
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2009/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 167人 クリック: 2,650回
- この商品を含むブログ (32件) を見る